私の将来の為に丸くなる
私の変化
かみさんに言わせれば、昔に比べて私は気が短くなったそうだ。言われてみればそうかもしれない。生活環境が田舎から都会へ変わってから、結構イライラすることが増えた。
駅の人の多さは半端ではない。通路を通っているだけで疲れる。人を避けるのに気と体力を使う。さらに、駅は迷路だ。私は方向音痴な為、初めての駅ではほぼ確実に迷う。だから、駅にいると何やら私の「気」らしきものが抜けていくのがわかる。駅を抜け切った後の充実感以上に、疲労感の方が断然上だ。たとえ無料の迷路(駅)であっても、東京の迷路は勘弁だ。
道路ももちろん大混雑だ。さらに一方通行が多い。タクシーが多い。車線が多い。もう、何が何だか訳がわからない。そして、迷うのだ。ナビがあっても迷うのだ。何なんだ私は。何なんだ東京は。短気にもなるわい。
娘に対して
しかし、それを娘にぶつけることはしてはいけない。子育てにはとにかく「忍耐」が必要なのだ。忍耐なくして子育ては成り立たないと思っている。
とにかく子どもは泣く。今イヤイヤ期の娘は泣く。なんでも嫌なのだ。そうなんだ。こうしたいと思っても、それを言葉にする能力をまだ持っていない。感情をコントロール術を持っていない。我慢する能力を持っていない。分かっているのだ。自分が短気になったからと言って、それは娘にとっては関係ないことでなければならないのだ。
まだ生まれてから2年ちょっとしか生きていない娘に対して、
「泣かないで」
「我慢して」
「なんで言われた通りにしないんだ」
は通常通用しない。
泣いてほしくない状況、言うとおりにしてほしい状況の時でもイラッとくる何かを抑えて、優しく娘と接しなければならない。それが親だ。「自分は短気だから」とか、「今イライラしているから」とかは関係ないものでなければならない。
これからも
子どもにイライラするってのはよくあるだろう。しかし抑えれるはずだ。なぜなら、イライラ以上に優しさをくれる、イライラとは逆の感情をもたらしてくれる存在なはずだから。
東京に対して短気であっても、娘に対して短気にはならない。そして、自分に生えているトゲトゲしさを少しずつ削って、丸くなっていきたい。
そうじゃないと、娘が小学生とか中学生になった時、「うるせークソオヤジ!」とか言われそうだから。。。